久々にマトリョーシカを作りました。クリスマスバージョンです。一番大きいツリーは粘土で造形、あとの5体は白木マトリョーシカに部分的に粘土でつけたして絵付けしています。
クリスマスオブジェ、マトリョーシカを手作りで
クリスマスオブジェがマトリョーシカ(入れ子)じゃなくても・・なんですけど、以前に買った白木のマトリョーシカが1組ありまして(マトリョーシカが好きなんだと思います・・)絵付けだけでも楽しいのですが、粘土でアレンジして遊んでみました。
材料
・白木のマトリョーシカ(アマゾンで2組セットで購入)お手頃価格だったのですが、あける時に「キィィー」といやな音がするので、ロウを塗っておきます。それだけで解決します!
・ツリー土台用発泡スチロール(スチロールツリーベース、100均)ツリーの形は部分的に足すのではなく、丸ごと作ることにしました。
・粘土(造形粘土・セリア)お気に入り、リピ買いの粘土なんですが今回は保管状況か気温のせいか硬かったです・・水で濡らして柔らかくしてから使いました。
作り方【粘土造形】
大小が入れ子になっているマトリョーシカはそれだけで楽しいのです。中からどんどん出てくる感じが好きです。同じ形が出てくるのも面白いのですが、オリジナルで作るので部分的に粘土で形を変えてみました。
ツリー型
・土台のツリー型に粘土を貼り付けていきます。今回粘土が硬くて(水で濡らしておいたのですが、もう少し足りなかったようで)凸凹してます。
・頂点に星をつけるための棒をさしています。
・粘土で星も作っておきます。
・乾いたら紙やすりで表面をきれいにします。
・カットして中のスチロールをくり抜きます。乾かし過ぎたので切り口ががたがたです・・乾ききる前にカットしたほうがきれいに切れます。
・中身を全て取り除きました。切り口にもヤスリをかけています。
・切り口にプラ板で枠をつけました(組み合わせた時にずれないように)両面テープと粘土でも補強(青い部分が補強)
・ツリーの完成。
サンタ・トナカイ・雪だるま・ネズミ、部分アレンジ
・サンタの帽子、トナカイの角、雪だるまの帽子と鼻、ネズミの耳を粘土で作ります。
※トナカイの角は最終形は別モノになってます!!ほんとにうっかりなのですが、マトリョーシカの(ひとつ大きいサイズの)中に入らなくて・・作り直しました。トナカイの大きな角のイメージが強すぎて・・うかつさに自分でもびっくりです。
こちらが↑最終形。貼りつくような形の角です。
・乾いたら紙やすりで表面を整えます(この時点でも角に気がついていません・・)白木と粘土では接着が弱いのでボンドで留め直しています。ヤスリがけしてると多分外れます・・。
きれいにヤスリかけしたのになぁ・・角の下、耳の部分でも入りません・・。普通は気が付くと思います。
作り方【絵付け】
アクリル絵の具でマトリョーシカに絵付けします。白木のマトリョーシカに絵付けするだけでも(粘土アレンジなしでも)充分オリジナル感が出せます。立体物に絵を描くのは平面とは違うおもしろさがあります。横、後ろ姿を描くのも楽しみです。
ツリー
ツリーはオーソドックスな感じにしました。ホワイトツリーにしようかと思ったのですが、粘土の質感とマトリョーシカって存在?!を考えると絵付けはベーシックな方が良いかと。グリーンのモミの木ツリーにオーナメントはカラフルにしてみました。
サンタクロース
コミカルに仕上げるつもりはなかったのですが・・メガネのせい?それとも髭?髪型???サンタの髪型って・・若干もみあげ的なところがおもしろい感じですが、実は気に入っています。
トナカイ
最初に大きな角を作って失敗したのですが、こちらの形で落ち着きました。角といえば角に見えますよね?はりつくような形の角で変な髪型にも見えますが?!ようやくマトリョーシカに収まりました~
これはこれでかわいい!なんかしょんぼり?控えめに生えた角が赤鼻のトナカイらしくて、そこはかとなくかわいい(と思うのは私だけでしょうか・・)
雪だるま
おとぼけな感じなのにシュールに仕上がってしまう・・たぶん私の作風です。青バケツにニンジンの鼻、マフラー、こちらも定番なスノーマンですが、ツリーと違って顔(表情)があるのでオリジナル感があるかなぁ・・。
ネズミちゃん
クリスマスっぽい動物・・ねずみ??なんかお手伝いしてそうだし、サイズ的にも小さい動物が良かったので(来年の干支にひっぱられただけかもしれませんが)実際ネズミがうちに入って来たらイヤだとか、メルヘンのないことは言わないでください(笑)二足歩行でマフラーと手袋してますから!あえての「ちゃん」呼びで擬人化してます?!
スノードーム
スノードームです!(言い切り!)!言われてみれば見えなくはない?!毎回、最小サイズを何にするか悩みどころです。高さ3㎝弱なので、あんまり凝った絵は描きにくいし。候補としてはオーナメント、例えばベルとか・・でもデティールをある程度描かないと何かわかりにくくなるし・・ベルはシンプル過ぎてダメかなぁ。で、スノードームにしました~なんとなくニュアンスでスノードームに見えればくらいで。最悪「スノードームだよ」って聞いてからの「あー」って感じでもOKです!
絵付け完成
↑絵付け完成、ニス塗りの前です(一つずつの画像はニスを塗ったあとです)
赤をキーカラーにして、どこかに赤色のアイテムを描きました。クリスマステーマなので衣装やアイテムに迷うことなくスムーズに進みました。
ニスで仕上げ
仕上げにニスを塗ります。塗る前と比べて質感が上がります。
バジコのつや消し水性アクリルニスを使用。臭いもなく、のびも良く塗りやすいです。つや消しニスなのでマットな仕上がりです。おすすめのニスです。
ツヤありニスのほうは光沢のある仕上がりで、ある意味マトリョーシカらしい質感に仕上がると思います。お好みのほうで(ツヤありニスも同じくバジコがおすすめ)
今回はキャラの素朴さを優先したかったのでマットな仕上がりのつや消しニスにしました。
ちょこっとcolumn
マトリョーシカ作りは、絵付けのみと造形から手作りを含めると5組目になります。クセになる感じ??立体物に絵を描くのは平面とは違う面白さがあるので。
入れ子になってて次から次へと出てくるのが楽しいマトリョーシカですが、市販のモノは同じ絵柄のモノが多いと思います。金太郎飴っぽい感じで同じ顔をした頭巾の女の子が並んでいるのは、どこかシュールでおもしろいです。伝統的な柄以外でもいろんなマトリョーシカが販売されています。
↓雑貨屋さんサリューで買ったフクロウのマトリョーシカ(たぶん千円くらいだったと)
自分で絵付けするなら、全部違う絵にして何が出てくるかわからない感じも楽しいかなと思って。同じ絵をサイズを変えて5つ描くのも難しそうだし・・。
マトリョーシカそのままの形で(粘土アレンジなしで)充分に手作り感が味わえて楽しいです。といいつつも飽き足らずネコミミをつけたり、一から形を作ったりいろいろやってます。
2組セットのうち1組を手を付けず数年?置いてたので、久々のマトリョシカ作りで楽しかったです。でもまたしばらくはいいかなぁ・・クセになるといいつつも、たまにでいいって言ってることが違いますね・・。挑戦というか、納得できるものがちゃんと作れるのかって毎回チャレンジなので。今回も自分ではなかなか良いものができたと満足できたのと、チャレンジなのでやりきった満足感もあって、やっぱりしばらくはやらなくていいと思ってしまいます・・。いったいマトリョーシカに何を抱いているんだか。一度お試しください♪
あとれぽ
ようやくクリスマス飾りをだしたので(あと一週間ほどですが)ニッチェにマトリョシカも飾ってみました。マトリョシカと言われなければわからないかも?!背の順に並べておきました~
マトリョシカかどうかパッと見でわかるかどうかはおいといて、その制約がなければこの形・この絵付けじゃないと思うので私としては大きな意味があるのです。
クリスマス飾りは毎年少しずつ増えてます。小さなオブジェや吊り下げる飾りが多いかも。ぶら下がっている飾りはキッチンキッチン(100均)、小さな引き出しのアドベントカレンダーはアフタヌーンティー(お菓子が入っていたたと思います)粘土細工のツリーやサンタの衣装も、ずいぶん前に買ったものです。今年仲間入りのマトリョシカもこの先何年も、毎年の楽しみになりますように・・。